昨日の朝食前、偶然にもびっくりする光景を目の当たりにした。

 NHKの朝ドラ前の出来事だった。

 妻が何時も通りに、朝ご飯の準備をしている時間帯だが、我が家の庭で、山鳩がボホー・ボホー・ボ・ボ・ボホ~などと、聞きなれた鳴き声で鳴いていたのだが、突然、ボホ・ボホ・ボホと、一段と甲高く、力強く、何度も何度も鳴き続けるので、レースのカーテンの隙間から外を覗いてみると、池をイメージした敷石の上で、2羽の山鳩が両羽を広げて、恰も何かの儀式をしているかのようだった。  

 何時も鳴いている銀木犀の樹から降り立ち、小豆位の小石を敷き詰めた場所で、ランダムに動き回ったと思ったら、一羽が羽をX状態になるまで折りたたみ竦んだ直後、待ち構えた様に、もう一羽が、羽をバタバタしながら飛び乗るや否や、ボホ・ボホ・ボホと甲高く鳴きながら、やはり、羽をX状謡にしながら、体を震えさせ、無事に交尾を終えたようだった。

 もう少し時間が遅かったら、カーテンを開けてご飯を食べていただろうから、この光景を目にすることは出来なかっただろう。

 身動きすれば、人の気配を察知し、飛び去ってしまうので、固唾をのんで見守ることが精いっぱいできることでした。

 動画に撮ることが出来れば、なんと素晴らしかったことか、悔やまれます。